第23回 Mt. 鳥海バイシクルクラシック参戦記

2009/7/25(Sat) - 26(Sun)

sisido@team_HOSHI


由利本荘市へ

 7月25日の朝6時半過ぎに集合して,総勢7名で2台の車で7時少し前に出発。幸い,昨夜からの雨は上がった。参加者は,オヤヂ,くみこさん(応援),ひかるん,オレ,ひぐち,ねもと,ENDO。今年は大分少ない。R13 はそれなりに交通量が多かったが,まずまず順調に車は流れ,今夜のためのアルコールも大量に買い込んで(笑),R108 をひた走り,11時頃には会場の日新館に到着。いわゆる「坂バカ」達がいるわ,いるわ(笑)。

 早速受付して参加証のTシャツとお米を貰う。お米は昨年までは 2kg の袋だったが,今年から 1kg に。やはり,いろいろと緊縮財政の影響が出ているのか。マックスバリュー近くの店でいつものように昼飯。で,例年同様に,ここでのーだい達の TTR と合流。今年も賑やかだ。

 食事を済ませてから1st ステージのスタート地点付近に移動して準備。猛烈に蒸し暑い。準備していると「浜通りの風さん」登場。600km ブルベではありがとうございました。DH バーを装着して気合いが入っている様子。雨模様だったので家族でキャンプを諦めて,一人での参戦とか。頑張ってください。

 試走してると,前方を走っている方の声に聞き覚えがある。で,ちょっと膝が開き気味で踵を上げたペダリングフォームにも見覚えがある。仙台時代にお世話になったM浦さんじゃないですか。久しぶりの出場の様子。相変わらずハイテンションで,喜ばしい限り(笑)。

 それにしても,なにやら脚が重い。登りで踏めない。こんな状態で,14分を切れるんだろうか?と少々不安になった。往復8キロほどのタイムトライアルコースを2往復して試走終了。あとは出走時間まで知り合いと話をしたり,ボケーッとしたりして時間を潰す。

1st ステージ(個人タイムトライアル)

待機する参加者たちをスタート台後方から眺める

 スタートは午後2時20分過ぎ。時刻となって,発射台からスタート。途中経過をあくまで主観的に書いてみる。

 スタート台から発射。すぐさま加速。ダラダラッと登ると,最早太股に乳酸の気配。そこから,ゆる〜い降りで 52 x 16 を踏み倒す。次の登りに掛かってスピードが落ちてきた頃に 39 x 18 へ。このギヤをワシワシと踏み込みつつ,なんとかピークをクリア。ここで一人抜く。すぐさま 52 x 13 にギヤを叩き込んで,ガ〜ッと降る。似非 DH ポジションを取りつつ,登りで溜めた乳酸を散らす,..散らないがね(泣)。平地(降り?)で 52 x 13 を似非 DH ポジションのまま踏み倒して,ド〜ッと降って,またほんのちょっとの平地踏んで,グワワ〜と降る。折り返し点だ。このまま畳みに突っ込んで DNF なら楽なのに,..。ここで6分20秒くらい? くるりと折り返し,すぐさま 52 x 21 に。あっという間にまた太股に乳酸の気配。登り始めて 39 x 19 くらいにして,少しだけセーブ。ここを頑張り過ぎると,最後には逆噴射の如き失速が待っている。ガツ〜ンと登って,平地に見えるけど実はほんのちょっと登っている箇所をゼーゼーと 39 x 17 を踏んで,さらにもう一発ボヨヨ〜ンと登って,また少しだけ平地気味を踏んで,最後の三段坂をデロデロッと登って,さて降るぜ。グワワワ〜と降って時速 61km,52 x 13 を踏み倒しつつ,52 x 19 までギヤ比を落としながら緩い起伏をクリアして,さあ,次で終わりだと,もう一発ダラダラと1%勾配と小さな起伏に挑むも,...もうダメ,踏めません。失速ですぅ〜〜〜・・・。最後はヤケクソに踏み倒してゴ〜〜〜〜〜ル!13分30秒くらい?

 時折,咽から飛び出る心臓を身体の中に押し戻しつつ,乳酸でヨーグルト状態になった太股を気力で動かし,ペダリングフォームなんて構ってらんね状態でひたすら踏み倒す。涎を垂らして,なみだ眼でゴールラインを越える頃には幽体離脱寸前だった(笑)。記録は平凡。心拍センサーを付けてなかったけど,体感心拍は 180bpm オーバー。タイムは,13'34"。でも,昨年よりもちょっとだけよくなった。一応,50歳代のオッサンクラス45名中11位。

 あとは,知り合いたちのスタートとゴールを眺めつつ,時間を潰す。

 この手の練習(スピードを上げてゲロゲロで走る練習)は一切してないから,やっぱり,記録は伸びんね。今よりも,10kg 近く重い身体でも,今よりも速い時もあったし,この手の競技は難しいね。DH バーやエアロへルメット,ディープリムなどの利用でも 10 ~ 20 秒くらい変わってきそうだ。右下は,柏崎の原発から生まれたゴジラこと(失礼,畏敬の念を込めた呼び名です),鉄人・村山氏(笑)。50歳にして,カットの入った筋肉がはっきりと見えるほどにシェイプされた身体は見事なり。

そして,問題の 1.5 th ステージへ

 チャンピオンクラス(いわゆる,人間離れしたパフォーマンスを有する方々)のゴールを眺めてから撤収。宿(ユースプラトー)に着いて,一風呂浴びて,早速始まった 1.5th ステージ。例年,このステージの細かく続くアップダウンに打ちのめされて,翌日のヒルクライムではダメダメな走りを披露することになる。今年も例年の如くいくつものアップダウンをこなし,11時少し前までで無事にステージ完走。明日の不調を予感しながら就寝。


2nd ステージ(ヒルクライム)

 明けて7月26日の朝。起床は5時。う〜,アルコール代謝物の軽い残留感。毎度のことながら学習能力ゼロのオッサン。外を診れば,厚い雨雲が垂れ込めて,些か不安な天気。ゴール地点に運ぶ荷物を慎重に選ぶ。ゴアの雨具も念のために入れた。朝食後の体重は 74kg と大増量。登れるのか? 一抹の不安を残しながら7時過ぎにユースプラトーから集合地点の日新館に降る。道路はセミウェット状態。幸い,空は雲が切れ始めて,青空が覗いてきた。楽観はできないけど,雨の中のヒルクライムは避けることが出来そうだ。昨夜のアルコールによる水膨れ状態が気になったので,ちょっと汗を流して軽量化しておくかと,降り切ったところでUターンして 15 分だけ登ってみた。まあ,それほど悪い状態ではなさそうだけど,..。

パレード,パレ〜〜〜ド!!

 8時少し前に集合場所に行くと,既に大勢がパレードのスタート地点に並んでいた。1000人弱の参加者の自転車の平均価格は,恐らく,多分40万くらい? ここにある自転車の総額は4億円程度?@o@/// 坂バカ達のお祭りの始まりだ! スタート地点まで全員でパレード(下の画像)。住民の皆さんが玄関先で声援を送ってくれている。この雰囲気がなんとも素晴らしい。この大会が23回も続いてきた理由の一つがこれだろう。例年,このパレード中にタイヤをバーストさせる人がいるのだが,今年は聞かなかったな(笑)。

こんな感じで町中をパレードしてスタート地点へ移動

 スタート地点に,マウンテンバイク部門,60過ぎのジサマクラス,50過ぎの初老のオッサンクラスがずらりと並ぶ。一体何人いるんだ? 坂バカのジサマ&オサ〜ン達(笑)。8時26分(だっけかな?)にスタート。動き出すまでに十数秒。今日は加藤さんの自転車にビデオカメラがセットされている。サドル下にカメラが仕込まれ,後方の映像を撮影できるようになっている。#後で観たら,集団を掻き分けて後方に向って進んでいるかのような映像が,..。(。。)☆\(vv;;)

スタート地点の風景

毒の汗をジャージから滴らせながら登る

 スタート後は最初の登りまで取り合えず先頭集団まで上がっておく。が,やはり,脚と身体の重さを感じる。昨年よりも明らかに調子が悪い。しかも,猛烈に蒸し暑い。最初の登りで,あっという間に他の方々に置いていかれる。そして直ぐにビトビトと毒の汗が流れ始める。沿道で応援してくれているじいちゃん,バーちゃん,子供たちには精一杯の笑顔で手を振り返す。う〜ん,のんびり登れれば気持がいいんだろうけど,..。

 そんな中,後方から遅れてスタートした若い連中,つっても,40代のオッサンクラスのトップ集団が物凄いスピードで抜いていく。「やれやれ,何であんなに速く登れるんだ? チャンピオンクラスってのは,あのさらに上にいるんだもんなぁ。登るスピードがイメージできねぇよ」などとと,ブツブツ言いながら,道を譲る。

 直角に曲がって直ぐに始まる急勾配の箇所で,後ろからスタートした40代のオッサンクラスのトップグループで落車発生。珍しいこともあるもんだ。ここで,この集団の直ぐ後ろにいたオレも減速を余儀なくされて,ちょっと影響を受ける。その後は,この落車でトップ集団から離れた連中が焦って前へ行こうとする。揚げ句に,抜いていきなり前に入ろうとして斜行して,今抜いた自転車の前輪にハスって落車。お前のせいで落車したのに,「ごめん,大丈夫?」って口にしただけで,停まりもせずに前に行く選手。こういう態度は宜しくない。レース参加中の自転車乗りの前に人間であれと言っておこう。:-D

 ハーフ手前(もっと前かな?)でマウンテンバイクで走るこずえさんを確認。お約束通りに,ボトルを取り出して背中水。でも,今年は少々遅くないですか? 練習不足? これまたハーフ手前で TTR のお二方に抜かれた。なんで,そんなに速いのか,..。

 ハーフ通過の時点で 39'40" と,昨年よりも1分ほど遅れている。ここまではなんか身体も重いし,脚も重かったので,こりゃ,1時間30分切りは無理だし,昨年のタイムよりも落ちるなぁとモチベーションはダラ下がり。でも,まあ,頑張ろうとゴールを目指す。

 しばらく登っていると,前方から知った顔の方々が落ちてくる。あれ?結構登れている?(もちろん,当社比である) ハーフまでで毒が少し抜けたのか?(笑) ハーフを過ぎて残り距離の半分の少し手前(複雑だな)辺りで,ひかるんに抜かれる。軽々と登っていく後ろ姿に,20kg の体重差と33歳の年齢差を感じた(笑)。

 オレを抜いていった人もそれなりに多かったけど,この区間で大分抜いたように思う(気のせいかも知れんけど)。最大の危機は,3番目の給水所。オレの前で水のカップを受け取った人が突然落車。こっちもカップを受け取るために片手運転状態でブレーキングが間に合わない。こりゃ,乗り上げるかと覚悟を決めかけたけど,なんとか片手だけでブレーキを掛けてバランスを取って後輪のギリギリ脇を通過。ふぇ〜・・ヤバイヤバイ。改めて水を受け取って,咽を潤し,残りを背中にかけたら,あまりの冷たさに心臓が止りかけた(笑)。

 昨年は残り5キロくらいから何回も 27T(インナーローギヤ)を使ったが,今年は 24T まででなんとか走れている。ねもとの言うように,あまり軽いギヤだとスピードが落ちるようだ。だもんで,21T も昨年に比べれば頻繁に使用。多少ケイデンスが落ちても脚に掛かるくらいのギヤが,オッサンにはちょうどいいと言うことか。これなら,スプロケットは 12 - 25T で十分だったなぁなんて考えながら,なんとか 11 ~ 13km/h ほどのスピードを維持しつつ登る。

 残り2キロの看板が見えた時点で,1時間24分ほど。ここから平均 20km/h オーバーで行ければ,1時間30分切りだけど,..絶対に無理だぁ。ゴール前の坂に掛かった時に1時間30分。苦しかったけど,ヤケクソで前の選手を追いかける。二人くらい抜いたのかな?

 その結果,昨年よりも2分ほど速くゴールできた。1時間31分48秒。平凡だけど,まあ,168cm で 72kg のオッサンだから,こんなもんでしょ(笑)。一応,50歳代のオッサンクラス95名中33位。一息ついて,しばらくしたころに,加藤さんがこずえさんとほぼ同時にゴール。

来年こそはと,雲に隠れる鳥海山に誓う(もちろん,直ぐに忘れる誓いではある)

 鳥海山の山頂付近はガスが掛っていて見えなかった。ゴール地点はあまり混雑していなかった。以前,1時間50分近く掛かっていた頃には,ゴールした時点で足の踏み場もなかったけど(笑)。今年は,鉄パイプを渡したバイクハンガー(っていうのか?)が設置されていて,広場が有効に使われている。飲物をもらって,濡れタオルを貰って,一息ついて,名物のスイカを二切れほど頂く。今年のスイカは昨年よりも甘くないかも,..。でも,まあ,この汗の量だからあまり好きではないスイカだが,美味しく頂けた。地元の皆さま,ありがとうございました。多分,スタート時とゴール時では体重が2キロほど違っていると思う。

 汗も引いて,咽の渇きも癒えて,そうなると柄にもなくいろいろと考える。ハーフからフルクラスゴール地点までは,昨年に比較して確実に踏めていた。単純に考えて,ハーフ〜ゴールまでは昨年よりも3分速い。走り込みは今まで通りとして,やはり身体を絞るのが絶対条件だ。よ〜し,見てろよ,鳥海山!!来年こそ,1時間20分台で駆け上がって見せるぜ!(多分,3日経ったら忘れる誓い)

チームホシ,TTR,その他の皆さまと

 11時半頃に下山。ゴール地点ではウィンドブレーカを着てちょうどいいくらいの気温だったが,降るに従って暑くなってくる。話に聞いた所では,降りでコースアウトして自転車と人が宙に舞ったとか。確かに,降りの恐ろしくヘタクソな人が結構いた。なるべく近寄らないようにして,安全な箇所で抜いて前に出るようにはしたけど。

 そんなこんなで,ユースプラトーまで降りて,お風呂で汗を流した。昨年までは宿泊者は無料で入浴できた。未確認情報だけど,今年は,泊まり客ではなくても,レース参加者は無料で入浴できるとか。その後,日新館まで降りて,ゼッケンプレートと交換でおにぎりと豚汁を頂く。チャンピオンの部でねもとが9位入賞。こんなのと一緒に練習したら殺されるよな(笑)。2日間レースを愉しんで,お米1kg,Tシャツ,翌日の昼飯付きで6400円(だっけ?)は安いと思う。アットホームな雰囲気も好きだし,来年もまた来るぜ。

 1時半頃に撤収。帰りは眠さと,天童から山形付近のゲリラ豪雨と闘いつつ,午後5時過ぎに米沢着。みなさま,お疲れさまでした。そして,大会関係者の方々,お世話になりました。来年もまたよろしくお願い致します。