山形県米沢市古志田町

麓の田園から見た斜平(なでら)山

 常設コースのある「斜平(なでら)山」はもともと地元の人たちの生活のための山でした。牛や馬などの家畜のための飼料,暖房・燃料のための薪,生活用水などなど,昔の人たちは山に依存し,山からの恩恵でもって日々の暮らしを成り立たせていました。そのために,山中の至る所に林道や作業道などが走っています。さらに,伐採した材木を馬に曳かせて下ったために,深く抉れたハーフパイプ状の道筋も縦横に走っています。山への依存度が極端に減った今日,これらの道は整備されることなく,荒れるに任されていました。こうした状況の下で,地元のラングラウフ愛好会の人たちから,山の中の道を一種のスポーツロードとしてなんとか利用できないかという話が持ち上がりました。当初は,クロスカントリースキー用のコースとしての利用が考えられましたが,利用期間が冬だけに限定されること,冬季間のコース整備の困難さ,などの理由で,マウンテンバイクのクロスカントリー用のコースとしての利用が提案されたのでした。それからは,地元地権者のみなさんのご理解,地元のラングラウフ愛好会の方々とチーム・ホシのクラブ員の週末の土木作業によって,山の中の道は徐々にマウンテンバイクのクロスカントリーコースとして生まれ変わっていきました。今では,全長5kmのコースとなりました。さらに,先だって,土砂降りの悪コンディションの中で開催された春の耐久レースにおいて,土砂降りでも100%乗車可能であることが証明されました。したがいまして,このコースは全国でも数少ない世界自転車連盟規則に則ったコースということになります。
 コースは常にオープンで自由にご利用いただけます。ただし,ゴミは絶対に捨てないこと,山の木々は傷つけないこと,ハイカー優先,必ずヘルメットおよびグローブを装着して走行,の事項を厳守して下さい。

 中には,マウンテンバイクを始められたばかりで,コースのきつさに二度と来たくないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。が,このようなコースが現在のクロスカントリー競技の標準です。我々はマウンテンバイクのクロスカントリーを競技スポーツとして捉え,それにふさわしいコース作りを目指しています。我々は,夢を実現するべく,少しずつステップアップして行こうと考えています。今後ともよろしくお願い致します。

アクセス

コース図