大東町 100km アドベンチャー完走手記

by 松田浩治@Team HOSHI

 3周目をクリアした。制限時間まで3時間半を切っている。それは3周目より速いラップで最終周回をクリアしなければタイムオーバーしてしまうということだ。
 今年自分は,100km アドベンチャーレースだけに集中していた。今まで3度の 100km アドベンチャー出場で,ある程度身体の持って行き方はわかっている。それは,毎日の小さな積み重ねで自分のレースを作るだけだ。ところが,4月に入り軽い気管炎症で一ヶ月トレーニングらしいことはできなかった。気候が良くなっても身体を上げられずにイライラしていたころ八代さんプロデュースの仙台 MTB フェスティバルのボランティアを引き受けることになった。そこに大東町の人達や 100km アドベンチャーに携わる面々が顔をそろえていた。そこでみんなから 100km レースでのパフォーマンスを期待されていることを感じ取れた。そんなことが励みになり,また新たに気持ちを切り換えられた。

 10時間半以上身体をいじめている。“完走できる確率は数パーセント位か?”と頭をよぎった。でも,自分のパフォーマンスを期待しているみんなのためにも自分自身のためにもあきらめるわけにはいかない。雨にぬかるんだスリッピーな担ぎで,何度も白くなりかけた。“前,前,ゴール。前,前,ゴール,...”頭の中はそれだけ。

 視界が開けてきた。叫びのような声援が耳に飛び込んできた。“あと5分”,“あと3分”。声援だけが自分の最後の力となっていた。制限時間まで残り40秒のゴールは自分でも信じられなかった。

 みんなへの感謝と自分をほめてやりたい気持ちになったレースだった。

感動のゴールシーン
ゴール後:「おっちゃん,真っ白になったぜぃ」
アルコールを注入して元気になっちゃったかも?

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